ボトム〜シャローまで対応ギル形スイムベイト
1. SLEEPERシリーズのギル型スイムベイト
MEGABASSの人気スイムベイトSLEEPERシリーズのギル型モデルであるSLEEPER GILL。数々の機能が搭載されています。
フック隠れているスナッグレス性能
背中のフィンが割れておりその中にフックが入っている形状をしているため根掛かりが抑えられ、カバー周りにも果敢に攻めていくことができます。
フックが隠れていてもバイト時には身体が潰れてフックポイントが露出するのでバラシになってしまう心配は無用で、バスのアゴにしっかりかかって離しません。
リアルギルの扁平ボディ
フラットサイドでかつ体高のあるボディで、まるでリアルなギルと見紛う形をしています。MEGABASSならではのリアルペイントとフォルムでリアルフィッシュさながらの思わず手に取ってしまうビジュアルが魅力です。
ギルパターンの有効な時期
ギルパターンが有効となるのは以下の2つの時期。
1:春3〜5月
ブルーギルはバスの産んだ卵を食べようと寄ってくるので、その卵に近づいてきたブルーギルに対しバスは体当たりして噛み付くことがあります。いわゆる「排除喰い」といわれる習性です。
2:梅雨〜夏前半
梅雨〜夏の初めはギルのスポーニング期であり、あまり体力の残っていないギルをバスは狙っています。ちょうどその時期はバスのスポーニング回復期に重なるのでバスにとってギルは恰好のベイトフィッシュとなるのです。
2. フォールとリーリングアクションでバイトを誘う
フォール時の振動が捕食スイッチを入れる
フォールした瞬間からアクションを開始するのがSLEEPER GILLの特筆すべき特徴の一つ。フォール時にスイムテールがバイブレーションし、それに連動してボディがロールしながら落ちていきます。そしてこのロールを伴うフォールがバスのバイトスイッチをON。特に朝まづめや夕まづめといったフィーディングタイムを狙って投げるのが効果的です。
速巻きもできるスイムベイト
一般的にスイムベイトを速巻きするとバランスを崩して翻ってお腹を上にしてしまうことが心配されますが、SLEEPER GILLにはそれを防ぐためのウェイトが計算されて内蔵されており、体高のあるフラットサイドボディであるにも関わらず、常に背鰭を上にして泳いでくれます。
また、やや上級ですがサイズの割に重たい3/4ozモデルを敢えてシャローの速巻きに使用するのも効果的です。通常のリトリーブスピードだと所謂ミドルレンジ以下を泳ぎますが、速巻きで中層~表層に浮いたバスの捕食スイッチをリアクション的にいれることが可能です。
活性低い時にはスローでもOK
スローで引いてもフィンテールのバイブレーションの質は落ちずアクションをしてくれます。ボトムスレスレを引いてきて、時折岩に当てたりすればボトムを啄む様子を再現することができ、その際にももちろん姿勢は倒れずに上下裏返らないのでボトムを引いても根掛かりのリスクが抑えられます。
3. ボトム系スイムベイトとの比較
MEGABASSのスイムベイトはSLEEPERシリーズの他にも有名どころがいくつかあります。万能型のMAGDRAFT、その比較的対極のアクションとなるスリムでタイトなアクションかつスロー対応型がMAGSLOWL。そしてMAGSLOWLをシャローでのデッドスローに対応させたのがDEADSLOWL。 また同じSLEEPERシリーズからはDARK SLEEPER。イメージとしてはミドルを泳ぐMAGDRAFTの一つ下のレンジ到達を得意とするのがSLEEPERシリーズです。※DARK SLEEPERからは1/4ozのシャロー用も発売されているので全てとは言い切れません。 それぞれの使い分けは使用レンジとリーリングスピードに合わせて最適なものを選ぶのが良いでしょう。それは特にスイムベイトのウェイトによって変わってきます。
重めのスイムベイトであるSLEEPER GILLはボトムでのリトリーブ、特にスローを基本的に得意としており、ディープを難なく引けます。 ですがそれに加え先述した上級技として、重めのボディを活かしたシャローでの速巻きまでできるのが強み。軽いスイムベイトではディープまで沈めることが難しく、またシャローを引いた時もすぐに浮き上がってきてしまいます。ウェイトがしっかりあるSLEEPER GILLだからこそ即座に深いところに到達して通常のスイムベイトよりも深いレンジを攻められたり、慣れてくればミドル〜シャローでの速巻きにもこれ一つで対応できたりと万能に機能してくれるのが魅力となっています。
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