タフコンディションでリアクションを狙う複雑アクションを繰り出すシャッド

1. 発売から10年以上愛されてきたメガバスシャッドがリニューアル より複雑な重心移動が繰り出すイレギュラーなアクション

MEGABASSで人気を誇るシャッド「SHADING-X」シリーズがよりタフなシーンでも使えるよう「SHADING-X R」としてリニューアル。SHADING X R62は他のシャッドと比べると細身でかつフラットサイドな見た目をしており、タイトでハイピッチなウォブリングと左右のダート幅をあえて抑えることでデカバスを釣れるようにしたとMEGABASSでは紹介されています。つまりはダート幅が広いと広域へのアピールが可能ですが、どうしても小バスばかりが先に飛びついてきてしまうため、ダート幅を抑え警戒心の強いデカバスをじっくり狙うのが良いということなのでしょう。
そして新たなSHADING X Rシリーズでは新たな重心システム「NEO TRIANGLE・COUNTER・BALANCING」システム(PAT.)を採用し、より複雑な重心構造となりました。これまでは頭と腹部のメインウェイトは固定、背中のウェイトは移動式で、この3つのウェイトを結んだ三角形のバランスが変化することで多彩なアクションを可能にしていましたが、それを腹部のメインウェイトも移動式にしたことでより複雑で予測不能な動きを出します。

トゥイッチした時にはエビが後ろにかっ飛ぶようなキックバックをするなどオリジナル版よりさらに変則的で瞬発的なアクションを繰り出すことで「喰わせ」の瞬間を作れるように。身体を左右に倒し翻す動きは俊敏で泳ぎ出しもスムーズで、リトリーブ時のピッチも強くなりました。

2. バスの活性が落ちたタフコンディションでもリアクションを狙って釣り勝つためのシャッド

SHADING X R62はタフなフィールドで口を使わせるための技が多く、競技向きのルアーといえます。特に冬場から春先にかけての三寒四温を繰り返す季節は、気温・水温の変化が激しく特に冷たい雨が降るとバスの活性が落ちてしまします。その時にSHADING X R62が救世主となってくれるでしょう。
水がクリアな時はトゥイッチ＆ポーズを繰り返すことでトゥイッチ時の複雑で変則的なアクションがリアクションバイトを誘い、それまでなかなか食ってくれなかったバスも釣れるでしょう。低水温期のバスでも付いてこれるように超デッドスローリトリーブでも大丈夫。わずかなラインテンションでもしっかりアクションしてくれます。
また、重心システムが新しくなったことでロングキャスタビリティに磨きがかかり、春の強風にも負けない遠投が可能に。他のルアーでは今ひとつ釣れない時の切り札的存在です。

3. 3つのサイズを使い分けて釣果UP

SHADING X には55mm、62mm、75mmの3つのサイズがあります。SHADING X R62を基準にフィールドに合わせてサイズ使い分けていくことをオススメします。一回り小さいSHADING X R55はやや浅いレンジを引く時やもう少し小さい方ルアーの方がバスが反応してくれると感じた時に使えます。
また一回り大きいSHADING X R75も活躍の幅は広く、タイトな動きはそのままながら身体が大きい分波動も大きくなるのでアピール力を高めたい時、サイズを上げたほうがそのフィールドにマッチすると感じる時、一つ深いレンジを狙う時に使用できるでしょう。
様々な状況に合わせて細やかに対応できるよう、それぞれ持っていて損はないルアーです。