誰でも簡単にミドスト・ホバストができるリアルソフトベイト
水中アクション
1.ミドスト・ホバストの難しさ-ドリフトフライ開発の背景-
ミドストおよびホバストは日本の玄人が好んで使うテクニックであり、最弱のムービングベイトと位置づけで使用される。最近ではBASS ELITEレイクシャンプレインチャンピオンの藤田京弥の活躍により、アメリカでも注目を浴びている。 一見、ロッドをシェイクしてワームをリトリーブしているだけのように見えるが、”ワームをロールさせながら常に一定のレンジを泳がす”という非常に難しいテクニックである。前述の通り最弱のムービングベイトであるため、ドロップショットのように喰わせる力が強い反面、寄せる力がクランクベイトなどのハードベイト程ない。よって、狙った魚の側を通す必要があり一定のレンジを保ちながらルアーをリトリーブする必要がある。
2.独自のリップがミドスト・ホバストを容易にした
「初心者にも簡単にミドストやホバストができるように。」とジャッカルが開発したワームがDRIFT FRYである。ワームにリップをつけることにより、ロールアクションが出しやすく、浮き上がりにくくすることに成功。誰もが一定レンジでロールアクションを簡単に出すことができるミドスト・ホバスト初心者にはもってこいのワームとなった。
3.2つのホールがセッティングも容易にした
ミドスト・ホバストは繊細な釣り故にセッティングが非常に重要。フックやウェイトを正しくセッティングをしないと、キレイにロールアクションが出ないためである。そのため、ドリフトフライには、ジグヘッドフックのフックがベストなポジションでセッティングできるよう「ガイドホール」および、ホバスト時に使用するネイルウェイトを挿入する「ネイルシンカーホール」の2つの穴が設けられている。
4. 2種類のテール、3種類のサイズの使い分けで釣果up
2023年現在、ドリフトフライには3種類のサイズが用意されています。
「オリジナルサイズの3.0インチでは魚を遠くから寄せる力が足りない。」そんな時に使用する想定で生まれたドリフトフライ4.0インチ。アピール力をあげるためにボディをねじりながらロールするよう、3.0インチとは異なるテールが採用されています。
しかし、3.0インチのローリングアクションをそのままに、サイズだけ上げたい場合はテールカットをオススメします。
魚をより寄せたいときはパッケージから出してそのまま使用し、バスの食い気がないときにはテールをカットするか、3.0インチにサイズダウンすることで更なる釣果に結びつきます。
5.狙うレンジはジグヘッドのウェイトで調整
ドリフトフライのミドストはジグヘッドのウェイトを調整することにより、攻めるレンジを変えることができる。シャローを狙いたいときは軽いウェイト、ディープを狙いたいときは1/8oz(3.5g)を上限に適切なウェイトを選択してほしい。
6.カラーの使い分けで釣果up
ドリフトフライは「ライブコア構造」と呼ばれる2層のボディ構造によりリアルな質感と奥行きのあるカラーを実現しており、本物の魚の様な見た目である。どのカラーも魅力的だが、大きく3種に大別したカラーを使い分けるとより多くの魚と出会えるだろう。
アピール系カラー:
濁りが入っている時だけでなく、初心者がミドストを覚える際にも最適。軽めのジグヘッドウェイトを使用して浅いレンジを泳がせる際によく見える。
イエローチャートフライ
サイトチャートフライ
フラッシング系カラー:
ミドストのアクションの肝はロールとロールで発生するフラッシングだ。フラッシング系カラーは最もミドストに効果的なシーンで活躍するカラーである。
フラッシングベイト
フラッシングワカサギ
ナチュラル系カラー:
バスがフラッシングを嫌う程ナーバスなシーンに使用
ゴーストワカサギ
ダークサンダークリアーベイト
スイートフィッシュ
デッドリーベイト
銀粉系カラー:
フラッシングと水中での透過を抑えたカラー。ナチュラルさは欲しいがシルエットをハッキリさせたいときに使用
銀粉シャッド
銀粉アユ
6. 推奨フックサイズ
ミドスト
ジグヘッドフックの推奨サイズは#1~#2/0です。よりナチュラルに動かしたい方は小さめを使用し、フッキング率を高めたい方は大きめを使用してください。
ホバスト
ホバスト用フックの推奨サイズは#1です。
ダウンショット
ダウンショット用フックの推奨サイズは#4~#2です。
ジャッカル