クリアウォーターの何もない中層を泳がせることで小魚や稚魚が群れで泳いでいるように見えるのがヘルターツイスターの特徴。

元々開発段階では対カバー回避力の高いスピナーベイトを目指していましたが、偶然にもアラバマリグのように「集合体」としてみせて釣ることのできるルアーだと発見され方針転換。バスも1匹で泳いでいる小魚より群れでいる方が食いやすいと思うのでしょう。

さらに一般的なアラバマリグよりブレードを細く、波動を弱くし、よりか弱い小魚の群れに見えるよう設計されているからこそヘルターツイスターの集魚力は高いのです。

フォール時の姿が、小魚たちが敵から岩などの隙間に逃げて潜っていくように見えるのもヘルターツイスターの特筆すべきポイントです。
他のスピナーベイトはカーブフォールするのに対し、ヘルターツイスターは垂直にフォールし、その姿があたかも米軍のヘリ「オスプレイ」に似ていることから“オスプレイフォール”と呼ばれています。元々根掛かりしにくい設計にしようと開発されていたため安心して障害物に寄せていくことが可能で、小魚たちの隠れ家のそばに身を潜めるバスたちに口を使わせることができます。

ブレードを追加してさらにアラバマリグの効果を高めることができ、中でも“ドクター青木プロが擬似餌屋オリジナルとして製作販売していたスピナーベイトのチューンアップパーツ、「+BLADE プラスブレード（G-nius project ）」”がよくマッチすると開発者の今江氏は語っています。

また、他のスピナーベイトにはみられないアゴリグハンガーも搭載されているため、ウェイト「クイックチェンジャー(VARIVAS)」をセットして潜航深度を調整することができます。