パワーのあるアピールができるホッグ系ワーム
1. 重みのあるアクションがバイトを誘う
テナガエビやザリガニを模したワーム、BOTTLE SHRIMP。ストレートワームをも思わせる2本の長いアームが、決して激しくはありませんが確実に水を大きく掻き回すことでアピール性の高いアクションに繋がります。またそれに加えて、短い腹部の3対の足が細かく動くことで食わせの動きとなり、よりバスに口を使わせる技となって効いてきます。
そしてさらに着底時には一歩遅れてアームが倒れこむ。重みと余韻のあるアクションが食わせの間となるので、夏場の暑さで体力の落ちたバスやベイトを選ぶデカバスを狙うのに効果的です。
押さえておきたいエビ・ザリガニパターン
6月〜夏
産卵のためにシャローに上がってきたテナガエビを丁度アフタースポーニング期であるバスが狙ってバイトしたり、シェードや日陰には暑さから身を守るためにザリガニが身を潜めるザリガニをバスが狙っていたりすることがあります。
秋〜
秋口になると冬の冬眠に向けてバスは栄養価の高い甲殻類を好んでバイトしたりすることがあります。
2. リグり方で変わるアクション
ワームとシンカーが一体となっているタイプとワームがシンカーの影響を受けずに動くタイプによってアクション及び使い方が変わります。
ワームとシンカー一体となって動くパターン
→テキサスリグ、ジグトレーラーなど
ロッドワークに対してワンテンポ遅れながらアームが水を多く動かしながら付いてきます。着底時にはアームの重さでボディを屈伸させながら接地し、バイトを誘う絶妙なライブ感を生み出すのです。
操作性が高いので暑い夏の日涼しいカバー裏に身を潜めるバスを狙う時にテキサスリグでカバーにタイトに投げるのが良いでしょう。
ワームがシンカーの影響を受けずに動くパターン
→ノーシンカーリグ、ネイルリグ、キャロライナリグなど
フォール時に2本のアームを左右にゆらゆら動かしながら柔らかくも大きく水を動かしながら落ちていきます。
縦ストラクチャーに張り付いたバスを狙う時にストラクチャーに沿って落としていくのが良いでしょう。
3. SLEEPER CRAWとの使い分け
MEGABASSにはザリガニ型ジグとしてSLEEPER CRAWがあります。
アクションの違いとしてはBOTTLE SHRIMPの方が大きくゆったりとした動きを見せるのに対し、SLEEPER CRAWの方は素早く逃げ惑う姿に近いです。追いかける気のないバスに対してはBOTTLE SHRIMP、積極的に餌を追いかけるフィーディングモードに入ったバスにはSLEEPER CRAWと使い分けをしていきます。
BOTTLE SHRIMPはワームですのでリグの作り方でアクションを多用に変えられるという点でメリットも。一方SLEEPER CRAWはフックポイントが露出していないので、込み入ったカバーでのすり抜け能力においてはSLEEPER CRAWに軍配が上がると言えるでしょう。
メガバス