水中アクション
1. B.A.S.S.エリート藤田京弥の溺愛ストレートワーム
2022年日本の最高峰トーナメントツアーJB TOP50遠賀川、2023 Bassmaster Elite at Lake Champlain。この2戦の勝利に藤田京弥を導いたワームがヤミィ500 4.5”だ。元々ワッキーリグでの使用を前提に開発されたワームであるが、藤田は主にネコリグとダウンショットリグで使用。
JB TOP50遠賀川戦は、2.2gのネイルシンカーを挿入したネコリグでストラクチャーを打っていくスタイルで勝利を納めている。「ヤミィ特有の高比重なボディから発生する力強い水押しが肝だった」とのこと。
2023 Bassmaster Elite at Lake Champlainでは、4.5インチを3インチにカットしてダウンショットで使用していたが、その他詳細は現在不明である。分かり次第情報をアップデートする。
2. ヤミィ ARカスタムとの使い分けで更に釣果UP
ヤミィ500を溺愛する藤田がジャッカルに直談判して完成したものがヤミィARカスタムである。通常のヤミィ500よりもフォールスピードを落としてシャローでも使いやすいよう、塩の比重を小さくしたものである。よりスローなフォールが良い状況のときはARを。通常は500を使用すれば釣果up間違いなし。
3. ヤミィ500の開発背景と歴史-一度廃盤になっていた-
2000年前半にジャッカル初のインジェクションワームとして発売されたヤミィ500。ネコリグがまだメジャーじゃなかった当時、ワッキーリグでの使用を前提にジャッカルCEOの小野俊郎が「よく飛び、市場で最もフォール中に自発的に動くワーム」を目指して作られた。飛距離upのために可能な限り塩の比重を高くし、耐久性をカバー。小野は未だにトーナメントで使い続けている程に優秀なワームであるが、藤田京弥が使用し注目される前は一度廃盤になっていた。売れるルアーと釣れるルアーが違うことを教えてくれるワームとも言えよう。
ジャッカル