初心者でも簡単に扱える見た目がリアルなi字系ルアー

1. i字系の難しさ:ナギサの開発背景

i字系は玄人が好んで使うルアーであり、ミドストやホバストと並んで最弱のムービングベイトの一つです。他のルアーと異なりルアーが縦にも横にも振れず、リトリーブしてもただ真っすぐとアングラーの手元に返ってきます。釣人にとってみると釣れなさそうな印象を受けますが、泳いでいる小魚をよく観察すると身体を動かして泳いでおらず、i字系ルアーは無防備に泳ぐ小魚を徹底的に模したルアーと言えます。
そんなi字系ルアーはただリトリーブするだけのルアーのため一見、取り扱いが簡単に思えますが非常にフィネスで難しいルアーカテゴリです。そこにバスがいれば投げて巻くだけでバスはルアーに寄ってきますが、i字系ルアーが少しでも縦や横に振れるとバスは簡単にルアーを見きってしまいます。よって、ロッドやラインを揺らさず、かつ、リーリングに細心の注意を払う必要があります。

2. 独自のリアフィンがi字系を容易にした

「初心者でも簡単にi字系を扱えるように。」とジャッカルが開発したルアーがナギサです。

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ナギサのリアフック部にスタビライザーを設けることでリトリーブ時に整流効果を発揮。誰がどんなスピードで巻いても左右にブレない安定したi字アクションとレンジキープを可能にしています。

バスのスイッチを入れるためにルアー速度を一瞬だけ速くするテクニックを実践していただくと、その安定さに驚くこと間違いありません。

3. バスとの距離わずか数cmでも見切らせないリアルな見た目

i字系はバスがルアーとの距離を数cm程度に保ちながらチェイスしてくることが多いため、動きだけでなく見た目も非常に重要となります。

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そこでナギサはテールにソフトなエラストマー素材を採用。微かに揺れるテールでチェイスしてきたバスにバイトを誘発させます。

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また、ボディとアイのリアルさも徹底的に追求。本物の小魚の表面のような塗装を施し、アイは水面を漂う瀕死の小魚の目を表現しているため、距離数cmでもバスにルアーを見切らせません。

4. ベストシーズンはアフタースポーン

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表層の弱った魚を狙うシーンであればナギサはいつでも有効ですが、特筆すべきベストシーズンはアフタースポーンの時期にあたる5月～6月末です。産卵を終えたばかりのバスは疲れのため深く潜れず表層付近に浮いています。また、体力がない故に捕食が容易な小魚を捕食する傾向があるため、表層で弱々しくナチュラルなベイトを演出できるナギサがマッチザベイト。

5. 2種類のナギサ:オリジナルとFloatingの使い分け

ナギサにはオリジナルのサスペンドモデルと、フローティングモデルが存在します。サスペンドモデルが水面直下15cmまでの使用を想定している一方、フローティングモデルは表層の使用をメインに想定されています。

i字系初心者は基本的にまずサスペンドモデルでi字系の醍醐味を味わって頂きたいところ。所謂、ほっとけメソッド(ルアーを完全に放置してバスを寄せるテクニック)や、ドリフト釣法(ルアーを流れに任せて泳がせるテクニック)に使用したいときはフローティングを選択してください。

6. チェイスだけで喰い切らない時はピクピクで仕留める

i字系の釣りは投げる場所さえ正しければバスのチェイスが多くエキサイティングな釣りです。しかし、万全を期したナギサでも最後の数cmで喰わせれないことがあります。そこでジャッカルがオススメしているルアーがピクピクです。ピクピクは所謂ピクピクメソッドに対応したルアーであり、一点に留まりピクピク動く死にかけの小魚を演出します。ナギサでサーチしバスのチェイスがあれば、ピクピクにルアーチェンジ。これで表層にいるバスを仕留める確率があがること間違いなしです。